受診者数は増えている|鬱の症状と患者への接し方【うつ病は心の病】

鬱の症状と患者への接し方【うつ病は心の病】

受診者数は増えている

カウンセリング

副作用が強く現れることも

うつ病など、気分障害患者数は平成11年より右肩上がりに推移していますが、受診していない患者さんはまだまだ多いといわれています。ただ、受診者数が増えているのは、うつ病が気持ちの問題ではないという知識が広く認知されたからかもしれません。また、職場で受診を勧められた人も少なくない状況です。うつ病の原因は未だに明確にはなっていないものの、患者さんは脳内の神経伝達物質が足りないことは共通しています。特に症状が中等度以上の場合はその可能性が高いため、神経伝達物質を増やすなどの働きを持つ抗うつ剤による治療が有効となります。薬の服用に加えて、精神療法を行うと、再発予防が可能です。患者さんの多くはネガティブ思考を持っていますが、認知行動療法によって、柔軟でポジティブな思考パターンに持っていくことができます。認知行動療法は患者さん一人一人の悩みや問題点、長所などを前提に治療方針を立てて実施していきます。毎日の生活の中で決まった活動と優先的に行う行動、楽しめる活動に優先順位を付けて行う手法が、行動活性です。これによって自信などを取り戻したり、適応力を高めたりすることが可能です。また、タブレットなどを用いた手法やゲームなども開発されており、一定の効果が見られています。抗うつ剤は副作用が気になるタイプもあり、特に飲み始めに強く出ることが多いです。そのため少量から処方するなどの配慮がなされますが、しばらく飲み続けても副作用が強い場合は、早めに医師に相談します。効き目が良いといわれる薬であっても、万人に同じく作用するわけではありません。合う合わないは体質などに左右されるので、自分に合った薬を見つけるのが大切です。飲み始めの副作用で多いのは、不安や焦燥感、衝動性などで、服用を続けているうちで多いのは、悪心嘔吐や便秘下痢、眠気などの症状です。あまりにも強い副作用が出た場合は、直ちに服用を中止します。何とか生活できる程度の副作用であれば、そのまま続けてみます。それから、症状が良くなったように感じても、神経伝達物質の活性が落ち着くにはある程度の時間が必要になります。また、症状が落ち着く頃はストレスにも弱い状態です。ですから、最低でも半年から1年は服用を続けるのが一般的です。医師が本当に症状が安定したか確認したら、生活に大きな変化がない時期を見計らって量を減らしていきます。抗うつ剤を減らしていく時期に出やすい副作用には、めまいや発汗、不眠などがあります。特に急激に薬の量を減らすと、こうした離脱症候群の症状が出やすいので注意が必要です。

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