うつの症状と患者への接し方【効果があるなしは少量から試しながら】

専門的な治療を

看護師

抵抗があるのなら

うつ病の治療では抗うつ剤が使用されることが多いですが、薬が化学物質で脳内の神経活動に作用することで、気持ちを安定させたり、気持ちが落ち込んだ状態を取り除いたりすることができます。そのため、心の病気にも薬が使用されています。最も古くからある抗うつ剤が三環系、その後、四環系が開発され、近年はSSRIやSNRIやNaSSAなどの新しいタイプが主流です。これら5種類の薬は作用する症状や効き方が違うので、当人の体質や症状に合わせて処方が行われます。現時点での薬物治療における第一選択薬は、新規抗うつ剤です。この薬は少しずつ量を増やしていき、副作用の様子や効き目を探りながら、症状の改善がみられるまで、時に最大量まで服用します。2週間から4週間程度で通常は効果があらわれはじめますが、十分に増量して6週間から8週間服用し改善されなければ、別の薬を試していきます。いろいろな薬を使用すると、どの薬が効果を出しているのかわからなくなってしまうので、基本的に一種類ずつを試していきますが、時に2、3種類を併用することもあるので、医師としっかりとした話し合いをすることが大事です。納得のいかないまま飲み続けることは、症状の改善につながらないので注意します。うつ病などの心の病は最初は自分で何とかできると考えがちです。しかし、できるだけ早く専門医の診察を受けて治療を進めることが、早期回復のポイントです。心の病気や障害を専門にしている医療機関には、大学病院や総合病院などの精神科や心療内科があり、精神化病院やクリニックなどもあります。ただし、このような医療機関にいくことに対して抵抗感がある人も多いです。そのときは、まず、かかりつけの内科医に相談するようにします。軽症のうつであれば、内科医が抗うつ剤を処方してくれるところもあり、いつも診てくれている医師に話すだけでも改善が見られることもあります。しかし、症状が軽くてもなかなか薬の効果が現れない場合や重症の場合には、かかりつけ医から専門医を紹介してもらうことが大切です。内科医の中にも、うつ病に関して勉強熱心な人は少しずつ増えており、総合医という窓口になるような医師もいますので、まずは相談することが重要になります。また、精神科といっても心の病気の幅は広いですので、うつ病の治療をどこまで専門的に行ってくれるのかや実績はどれくらいあるのかなどを事前に調べておくようにします。実際に受診したら、医師やスタッフなどの様子を確認し、希望する治療が受けられるかどうかを確認することが大事です。

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